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宗教

乙御前御消息

乙御前御消息建治元年(ʼ75)8月4日 54歳 日妙・乙御前中国にまだ仏法の伝わらなかった時は、三皇・五帝・三王の諸王や、太公望・周公旦・老子・孔子等の聖賢がつくられた書を、あるいは経と名づけ、典等と名づけた。これらの書を開いて人に礼儀を教...
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高橋殿御返事

高橋殿御返事進上 高橋入道殿御返事         日  蓮我等衆生の慈父・大覚世尊は、人寿百歳の時に、中インドに御出現になられ、一切衆生のために一代聖教を説かれた。釈尊在世の一切衆生は過去世の宿習があって仏に縁が厚かったのですでに得道をし...
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三三蔵祈雨事

三三蔵祈雨事 建治元年(ʼ75)6月22日 54歳 西山殿さて、植えた木であっても、強い支柱で支えておけば、大風が吹いても倒れない。もともと生えていた木であっても、根が弱いものは倒れてしまう。腑甲斐ない者であっても、助ける者が強ければ倒れな...
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国府尼御前御書

国府尼御前御書建治元年(ʼ75)6月16日 54歳 国府尼阿仏御房の尼御前から、銭三百文いただきました。同心の二人であるから、この手紙を二人で人に読ませて、お聞きなさい。単衣一領、佐渡の国から、甲斐の国・波木井郷の内の深山まで送っていただき...
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撰時抄

撰時抄釈迦仏の弟子・日蓮が述べる。 一体、仏法を修学するの道は、必ず時を習わなければならない。 このことを三世の諸仏について考えてみるならば、過去三千塵点劫の昔に出世した大通智勝仏は、出世してから十小劫の間、一経も説かなかった。このことを、...
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妙一尼御前御消息(冬は必ず春となるの事)

妙一尼御前御消息(冬は必ず春となるの事)建治元年(ʼ75)5月 54歳 妙一尼天に月や太陽がなければ、草木はどうして成長することができるでしょうか。同じように人は父母があって、そのうち一人でも欠ければ、子供は育ち難いものです。そのうえ亡くな...
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桟敷女房御返事(無量無辺の功徳の事)

桟敷女房御返事(無量無辺の功徳の事)建治元年(ʼ75)5月25日 54歳 桟敷女房女の人は水にたとえることができます。水は器の形に素直に従っていくのです。また、女の人は矢のようなものです。矢は弓につがえられて飛ぶのです。また、女の人は舟のよ...
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一谷入道御書

一谷入道御書建治元年(ʼ75)5月8日 54歳 一谷入道の妻去る弘長元年五月十二日に御勘気をこうむって、伊豆の国・伊東の郷というところへ流罪された。そこは兵衛介頼朝が流されていたところである。しかし、ほどなく、同三年二月二十二日に赦され鎌倉...
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法蓮抄

法蓮抄建治元年(ʼ75)4月 54歳 曽谷教信法華経第四の巻法師品第十には「もし悪人があって、不善の心で一劫という長い間、仏の面前で常に仏を罵っても、その罪はまだ軽い。もし人がただの一言でも、在家・出家の法華経を読誦する者を毀るならば、その...
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兄弟抄

兄弟抄 建治2年(ʼ76)4月 55歳 池上宗仲・池上宗長法華経というのは八万法蔵の肝心であり、十二部経の骨髄である。三世の諸仏は、法華経を師として正覚を成就し、十方世界の仏は、一乗法である法華経を眼目として衆生を導いたのである。今、現実に...
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