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桟敷女房御返事(無量無辺の功徳の事)

桟敷女房御返事(無量無辺の功徳の事)建治元年(ʼ75)5月25日 54歳 桟敷女房女の人は水にたとえることができます。水は器の形に素直に従っていくのです。また、女の人は矢のようなものです。矢は弓につがえられて飛ぶのです。また、女の人は舟のよ...
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一谷入道御書

一谷入道御書建治元年(ʼ75)5月8日 54歳 一谷入道の妻去る弘長元年五月十二日に御勘気をこうむって、伊豆の国・伊東の郷というところへ流罪された。そこは兵衛介頼朝が流されていたところである。しかし、ほどなく、同三年二月二十二日に赦され鎌倉...
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法蓮抄

法蓮抄建治元年(ʼ75)4月 54歳 曽谷教信法華経第四の巻法師品第十には「もし悪人があって、不善の心で一劫という長い間、仏の面前で常に仏を罵っても、その罪はまだ軽い。もし人がただの一言でも、在家・出家の法華経を読誦する者を毀るならば、その...
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兄弟抄

兄弟抄 建治2年(ʼ76)4月 55歳 池上宗仲・池上宗長法華経というのは八万法蔵の肝心であり、十二部経の骨髄である。三世の諸仏は、法華経を師として正覚を成就し、十方世界の仏は、一乗法である法華経を眼目として衆生を導いたのである。今、現実に...
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教行証御書

教行証御書 文永12年(ʼ75)3月21日 三位房正像二千年の間には小乗経や権大乗経を持って、一心に修行すれば一往その証果があった。しかし、それらの経教を修行した人々は自分の持った経によって証果を得たと思っているが、法華経からみるならば、一...
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主君耳入此法門免与同罪事(与同罪を免るるの事)

主君耳入此法門免与同罪事(与同罪を免るるの事) 文永11年(ʼ74)9月26日 53歳 四条金吾銭二貫文いただきました。有情の第一の財は命にすぎるものはない。これを奪う者は、必ず三悪道に堕ちる。それゆえ、転輪聖王は十善戒のはじめには、不殺生...
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法華行者逢難事

文永11年(ʼ74)1月14日 53歳 門下一同   河野辺殿等中大和阿闍梨御房御中一切我弟子等中謹上 三郎左衛門尉殿   日蓮富木殿追って申し上げる。竜樹・天親はともに千部の論師であるが、ただ権大乗の義を述べただけで、法華経については心に...
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当体義抄

当体義抄文永10年(ʼ73) 52歳 最蓮房問う、妙法蓮華経とは、その実体は、どのようなものであろうか。答う、十界の依報と正報とのすべてが、妙法蓮華経の当体なのである。 問う、もしそうであるならば、われわれのような一切衆生も妙法の全体である...
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「経王殿御返事」の現代語訳

「経王殿御返事」の現代語訳文永10年(ʼ73)8月15日 52歳 (四条金吾) その後、お便りを聞きたいと思っていたところに、わざわざ人を遣わしていただきました。また、何よりも重宝な金銭を受け取りましたが、これは山海を尋ねても、日蓮の身には...
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「波木井三郎殿御返事」の現代語訳

波木井三郎殿御返事文永10年(ʼ73)8月3日 52歳 南部六郎三郎鎌倉に筑後房日朗・弁阿闍梨日昭・大進阿闍梨という弟子達がいる。この者達を召して、尊び、いろいろと話し合いなさい。お尋ねの大事な法門のことについてはあらあらここに申しておきま...
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