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「顕仏未来記」の現代語訳

顕仏未来記 文永10年(ʼ73)閏5月11日 52歳法華経の第七の巻、薬王品には「我が滅度の後、後の五百歳の中に、この閻浮提(世界)に広宣流布して断絶することがないであろう」等と述べられている。予(日蓮大聖人)一たびは歎いていう。今は仏滅後...
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「生死一大事血脈抄」の現代語訳

生死一大事血脈抄文永9年(ʼ72)2月11日 51歳 最蓮房日  蓮  記 之御手紙を詳しく拝見した。お尋ねの、生死一大事の血脈とは、いわゆる妙法蓮華経のことである。そのわけは、この妙法蓮華経の五字は釈迦・多宝の二仏が宝塔の中で上行菩薩にお...
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「聖愚問答抄」の現代語訳

聖愚問答抄文永5年(ʼ68) 47歳およそ生を受けた時から、死を免れないという道理は、貴い帝から卑しい民に至るまで、人はだれでも知っているけれども、まことにこれを大事とし、これを嘆く者は千万人に一人もいないのである。無常の死の現れ起こるのを...
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「諫暁八幡抄」の現代語訳

諫暁八幡抄 弘安3年(ʼ80)12月 59歳さて、馬は一歳、二歳の時は、たとえ頸が伸び、関節のところは丸く、細く腕が伸びていても、病気があるであろうとも思われない。 しかしながら、七、八歳等になって、身も肥え、血管も太く、上体の発達が勝り、...
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「立正安国論」の現代語訳

立正安国論 文応元年(ʼ60)7月16日 39歳 北条時頼旅客が来て嘆いていうには、近年から近日に至るまで、天変、地夭、飢饉や疫病があまねく天下に満ち、広く地上にはびこっている。牛馬はいたるところに死んでおり、その死骸や骸骨が道路にいっぱい...
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「如来滅後五五百歳始観心本尊抄(観心本尊抄)」の現代語訳

如来滅後五五百歳始観心本尊抄(観心本尊抄) 文永10年(ʼ73)4月25日 52歳摩訶止観の第五にいわく「夫れ一心に十法界を具し、一法界に又十法界を具すれば百法界である。この百法界の一界に三十種の世間を具すれば即ち一心に三千種の世間を具する...
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「開目抄」の現代語訳

開目抄上文永9年(ʼ72)2月 51歳 門下一同いったい、一切衆生の尊敬すべき者が三つある。それは主人と師匠と両親である。・また習学すべき物が三つある。それは儒教と外道と内道たる仏教である。儒家においては三皇・五帝・三王を天尊と号して、諸臣...
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「佐渡御書」の現代語訳

佐渡御書 文永9年(ʼ72)3月20日 51歳 門下一同この手紙は富木殿の方、四条三郎左衛門尉殿、大蔵塔の辻十郎入道殿等、桟敷の尼御前などの一人一人に見てもらいたいものである。京都や鎌倉の合戦で死んだ人々の名を書き付けて送ってほしい。また、...
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「諸法実相抄」の現代語訳

諸法実相抄日  蓮 之を記す問うていうには、法華経第一の巻方便品第二に「諸法実相とは、所謂諸法の如是相、如是性、如是体、如是力、如是作、如是因、如是縁、如是果、如是報、如是本末究竟等」と説かれている。この経文の意味はどのようなものであろうか...
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「如説修行抄」の現代語訳

如説修行抄文永10年(ʼ73)5月 52歳 門下一同つらつら考えてみるに、この末法という三大秘法の南無妙法蓮華経が流布する時に、生をこの日本国に受け、この経を持ち、信心に励んでいく人に対しては、法華経法師品第十に「末法においては、釈迦如来の...
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